「NPO法人ひなた」は、6月1日で1周年を迎えました。
看護スタッフ4名 介護スタッフ4名からスタートし
現在は、看護スタッフ8名、介護スタッフ6名、ケアマネージャー1名。
この一年で「ひなたの家」に入居された方は、11名、
そのうち5名の方をお見送りさせていただきました。
出会いと別れ、たくさんの思い出、笑顔あり涙ありの一年でした
入居者様やそのご家族、スタッフに支えられて、なんとか1年を迎えられたと思います。
本当にありがとうございました。
「ほんまに感謝やなぁ・・・、感謝しかないなぁ」
最初に入居されたA様の息子さんが
Aさんが亡くなったという知らせを聞いてこちらに向かう車の中で
お母様に言われた言葉だそうです。
「お世話になって、ほんとうに良かった」という言葉とともに
それを私に教えてくださった奥様。
主人を見送った寂しさ、息子や娘たちの成長を誇らしく感じる気持ち・・・
そんな、気持ちを痛いほど伝えてくださいました。
「ほんまに感謝やなぁ・・・」
なぜか、その言葉が今も頭の中に焼きついていて離れません。
きっと、そんな気持ちで大事な人を見送れたご家族のことを
「超越している・・尊い」と感じたからだと思います。
そして、自分も常に感謝の気持ちを忘れないようにしようと肝に銘じるとともに
そんなお見送りができることを目標に
ご本人とご家族のケアをしていきたいと考えるにいたっています。
そして、5月1日にお亡くなりになったIさん
ご家族に見守られながら、呼吸が止まったそのとき
息子さんと娘さんが最後にお父さんにかけた言葉が
「おとん、ありがとう」でした。
これからも、多くの方と出会い、別れがあると思います。
たくさんの言葉、経験を学びにかえ、次のケアに活かしながら
前に進んでいきたいと思います。
本当に、感謝・・・です。